くりすちゃん

久々に本を買いました。クリスチャンの分析化学第6版 機器編です。たしか。
半年ほど前に原書で見かけたときに買うか買うまいかさんざん悩んで買わなかった本です。最近ちょっとメンタル的に不安定だったので、発作的に買ってしまいました。極力本は買わないようにしてるんだけどね。(本屋で立ち読みしてみて、一度だけでなく何度も何度も読みに行きたくなる本でないと買うまい、と心に決めてある)

和書はどれも似通ったことしか書いていなかったり、うちの学生には難しすぎる内容しか書いていなかったり、自分が興味を持てなかったりして買う気にならなかったんで、洋書のいいのを探していたんですが、この本は和訳本ながら分析化学の本としては初めておもしろいと思って買うことができた本でした。原書買っとくべきだったんだろうけどねぇ。

とりあえずいま寝る前とか通勤中とかにパラパラ読んでますが、いままで知らなかったことが結構書いてあってけっこうワクワクしながら読んでいます。高級な回折格子と安物(複製品)の回折格子の話とか、知らなかった機械の仕組みが知れて楽しいです。

唯一、和訳本に残念なことがあります。原書についていたCD-ROMがついていないこと。しかもCD-ROMの内容が必要な人は原書を買え、と訳者の言葉に書いてある。ま、横着して和訳本を買っているものの言っていいことではないかも知れないけど、訳者も横着したな、と。分散分析とか実験計画法とかあんまり大切に思ってないのかなぁ?

ま、他の某分析化学演習書で、巻末の統計に関する記述が半分以上間違えているなんてものもあるのでそれに比べたらましですけどね。