買った本

ソフトバンクという会社自体はなんか好きではないのだけど(たぶんシャチョーが好きでないのね)、サイエンスアイ新書はいい感じ。今の一般的な中高生では講談社ブルーバックスではレベルは難しすぎると思うしねぇ。
基本カラーページばかりで明るい感じだし、イラストも可愛くてなじみやすいものが多い。今回の2冊は他の本に比べてもかなりほんわか系のイラストだけど、今までの化学や物理の本ではあり得なかった感じで個人的にはこのシリーズに期待している。
これまで中学生・高校生などに対する科学の啓蒙書は講談社ブルーバックスしかあり得ないと思っていたけど時代は変わったんだな、という気がする。
ブルーバックスはCADで書いたような「図」は得意だけど、カッチリし過ぎた印象を与えるし、イラストも硬め。たまに「漫画で解る〜」の様な本も出すけど、「鈴木みそ」氏を起用したもの以外、アバンギャルド過ぎる絵だったり、昭和何年の漫画だ、というような本が多すぎる。私的にはブルーバックスは我々世代(30歳過ぎ)までの理科系人間には大きな教育効果を発揮してきた良書だと思うけど、今の若い子をどこまで引っ張ってくることができるんだろう?
高校で教わりたかった化学 (大人のための科学)

高校で教わりたかった化学 (大人のための科学)

↑これはまだ読んでいないけど、ちょっと気になったので買ってある。
これならわかる化学のための統計手法―正しいデータの扱い方

これならわかる化学のための統計手法―正しいデータの扱い方

化学同人から化学に関する統計の本が短い期間に2冊も出た。個人的にはなかなか嬉しい。こっちの本はちょっと難しめ。「標準偏差とはなんぞや」というレベルで悩んでいる学生向けには使えないかな。
機器分析化学演習

機器分析化学演習

早い話、これは庄じい(庄野利之先生)の本「入門機器分析化学」の章末問題の回答集。職場で1冊買っておいたハズなんだけど2〜3年前から行方不明。仕方なく個人で購入。自分が勉強していた頃には「入門機器分析化学」も最新の本だったんだけど、もう20年近く経ってしまっている。庄じいも一線を退いているし、改訂はないかのかなぁ。テキスト考えないといけないかな。